マゾとオタクこそ脱毛に行け【VIO脱毛編】

 生来、VIO脱毛に興味あるなと思っていた。別にツルツルの股間に興味があるわけではないが、ヒゲ脱毛で味わったあの痛み。ビクビクと震え、看護師のおねえさんに「も〜w」と嘲笑われながら情けない声で「すみまひぇん……」と呟く。こんな一歩間違えたら犯罪行為になりうる行為を合法的にできるマゾ体験コーナー、それが医療脱毛である。それを股間に当てたらどうなってしまうのだろうかということで、重い腰を上げて行ってみることにした。

 

 施術を行うクリニックはメンズリゼ。VIO5回、99800円也。それなりの金額です。施術者はどんな人かと身構えていたら、爽やかな若いお兄さん看護師が。そりゃ女性看護師ならただの風俗です。とにかくめちゃくちゃ優しそうなお兄さんでした。こういったクリニックですから、そういう面を重視して採用しているのだなと思います。

 

 ちんちん周りの、自分では剃りきれなかった毛をお兄さんに剃毛してもらいながら、聞きたかったことを聞いてみたところ、お兄さんからは以下の回答を得られました。

・元の濃さにもよるが、5回で50%ぐらい減ることが多い

・人によっては痛すぎて最後までできないことがある

・剃毛は一度にやるのは難しいので、予定日の3日前ぐらいからやっていこう

・レーザー後も炎症が続いていたらクリームを塗ろう(実際にクリームをくれた)

 剃毛ですが、お兄さんの手つきが柔らかくてよかったです。丁寧な作業でさっそくポイントが高い。ムズムズしました。

 さあ剃毛も終わり、仰向けで情けなく股を開き、レーザーを当てる準備を開始。レーザーの種類はYAGレーザーでした。

 まずはVライン!

痛い! 痛い痛い! 特にギャランドゥの下あたり、医学的に正中線にかかるライン部分が本当に痛い。ビクビクしながら痛がっていたらお兄さんが痛いですよね、わかりますと慰めてくれました。お兄さん曰く、ここのあたりが一般的に毛が濃く、痛がる人が多いとのこと。また、竿に近づくにつれてどんどん痛くなっていく!

 まるで絶頂に向けて快感を溜めて焦らされるマゾプレイのようですが、溜まっていくのは物理的な痛み。あまりの痛みで勃起するかと思ったが、実際のところは痛すぎて冷や汗をかいており、副交感神経優位を感じました。勃起にいたるために必要な血圧が足りないのです。不思議な感覚でした。

 次はIライン。玉にレーザーを当てられますが、これはそんなに痛くない。痛くないが、玉に熱が溜まっていく感覚があります。不思議な感覚でした。これはもしかして熱で去勢されてるのでは? そんな考えすら浮かびます。が、竿に触れた途端に、激痛。根元、根元がとんでもないのだ。瞬間的な火力ならVラインをも上回っていたかもしれない。2回ほどとんでもなく痛かっただけなので耐えられたが、あと3回も続いたらギブアップを要求していた可能性すらある。それほどの痛み。ビクビクと震える僕を横目に、お兄さんは優しい声色ながらも仕事のように義務感あふれる大丈夫だよボイスと共に、淡々と竿にレーザーを当て続けています。上に上がるに連れて痛みはマシになったので耐えられたが、ちんちんはもうしなしなもいいところで、僕の粗チンだとつかみどころもきっとなかったと想われるが、さすがにプロである。竿の扱いが上手く、一度もミスることはありません。

 Oライン。本来なら、ケツ毛がボーボー生えていたところ。言うまでもなく、激痛。そもそもケツの穴にレーザーを当てるって側からみたら馬鹿みたいだ。目の前で見たら面白すぎて爆笑する自信がある。穴の左右周りはそれほど痛くなかったが、本命のけつなあな、ど真ん中に確定した瞬間、うつ伏せになりながら絶頂に達したかのようにビクビクしていた。これは快感ではなく、痛みに対する防衛反応で反射的にビクビクしてしまうのである。しかしビクビクしているので快感もそのあとにやってきた感覚もあった。ニワトリタマゴだとどちらが先かわからないが、痛みと快感だとどうやら痛みが先に来るようだ。痛みに対する防衛反応で意識せずも尻の穴は固く閉ざされており、お兄さんが優しい声色で「あと少しですから、締めてないで力抜いてくださいね」と話しかけてくる。そういうプレイなのだろうか。ただ本当にあと少しだったので、2回ほど当てた後はラストは尾てい骨付近、ほとんど痛みもなく終わった。

 

 総評として、爽やかお兄さんにレーザー当てられてビクビクしてたら終わったという感じである。マゾとしては流れに身を任せていたら終わった感覚であり、非常に満足のいくものだった。痛みが強すぎてそれに脳内リソースを割かれてしまうこと、あと単純にお金がかかるのが一部デメリットと言える。

 

 残り4回。ヒゲの時もそうだったが、毛が薄くなるにつれて痛みも穏やかになる傾向があるため、おそらくは今回が一番痛みが強かったものと思われる。

 が、痛みの強さと快感が比例するわけではない。自分はそこまで痛みに対して快感を覚えるタイプではなく、自分の情けなさ、滑稽さなどの状況や立場に対して興奮を覚えるタイプと自己分析しており、痛みに対する快感はあくまでそれに付随する副産物であると理解しているからだ。

 ヒゲのときとは違う、股間を曝け出すからこその脱毛の快感があった。マゾとオタクにはおすすめである。

 あと、マゾの男が股間ツルツルにしてるの、マゾいじめが趣味の女性からしたらなかなか評判いいらしいッスよ(剃毛趣味のある女性を除く)